レスター優勝メンバーを知りたいなら、まず押さえておきたいのは2015-16シーズンの基本布陣です。GKカスパー・シュマイケル、DFウェズ・モーガン、MFエンゴロ・カンテとリヤド・マフレズ、FW岡崎慎司とジェイミー・ヴァーディらを中心に、クラウディオ・ラニエリ監督のチームはプレミアリーグを制覇しました。リーグ戦は38試合で23勝12分3敗、勝点81。ここでは主力11人だけでなく、リーグ戦に出場した選手、出場数、得点、優勝メダルの条件、日本代表だった岡崎慎司の役割まで整理します。
レスター優勝メンバーは誰?まず主力11人を一覧で確認
2015-16シーズンのレスター・シティは、基本的に4-4-2を軸に戦いました。固定された11人だけで全38試合を戦ったわけではありませんが、シーズン後半まで含めた代表的な主力布陣を挙げると、シュマイケル、シンプソン、モーガン、フート、フクス、マフレズ、ドリンクウォーター、カンテ、オルブライトン、岡崎、ヴァーディという顔ぶれです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 優勝シーズン | 2015-16シーズン |
| 監督 | クラウディオ・ラニエリ |
| リーグ順位 | 1位 |
| 成績 | 23勝12分3敗 |
| 勝点 | 81 |
| 2位との差 | アーセナルに10ポイント差 |
| 基本システム | 4-4-2 |
| 最多得点 | ジェイミー・ヴァーディ 24得点 |
| リーグ最多出場 | シュマイケル、モーガン、オルブライトンが38試合 |
| 日本人選手 | 岡崎慎司 |
代表的なスタメンは4-4-2
優勝したレスターを象徴する布陣は、前線にヴァーディと岡崎、中央にドリンクウォーターとカンテ、両サイドにマフレズとオルブライトンを並べる4-4-2です。最終ラインではシーズン途中から右サイドバックのダニー・シンプソン、左サイドバックのクリスティアン・フクスが定着しました。
代表的な主力メンバーをポジション別に並べると、次のようになります。
- GK:カスパー・シュマイケル
- 右SB:ダニー・シンプソン
- CB:ウェズ・モーガン
- CB:ロベルト・フート
- 左SB:クリスティアン・フクス
- 右MF:リヤド・マフレズ
- 中央MF:ダニー・ドリンクウォーター
- 中央MF:エンゴロ・カンテ
- 左MF:マーク・オルブライトン
- FW:岡崎慎司
- FW:ジェイミー・ヴァーディ
特にシーズン中盤以降はこの組み合わせの安定感が増し、守備から素早くヴァーディやマフレズにつなぐ形がレスターの大きな武器となりました。
控えにもウジョアやキングなど重要な選手がいた
「優勝メンバー」をスタメン11人だけで考えると、レスターの強さを十分に説明できません。レオナルド・ウジョア、アンディ・キング、ジェフリー・シュルップ、ネイサン・ダイアーなど、途中出場や主力欠場時に仕事をした選手がいました。
特にウジョアはリーグ戦で6得点を記録しています。ヴァーディが出場停止になった終盤にも得点を挙げるなど、先発機会が限られていても得点源として機能しました。アンディ・キングはレスターで下部リーグ時代からプレーした選手で、状況に応じて中盤を支えています。
ラニエリ監督が優勝チームを完成させた
指揮官はイタリア人監督のクラウディオ・ラニエリです。2015年夏に就任し、就任初年度でクラブ史上初となるイングランドのトップリーグ制覇を成し遂げました。
前年の2014-15シーズン、レスターは長期間にわたって残留争いをしていました。そこから大規模にスター選手を集めたのではなく、既存戦力にカンテ、フクス、岡崎などの新加入選手を加えてチームを形成した点も、2015-16シーズンが特に知られる理由の一つです。
レスター優勝メンバーのリーグ出場数と得点を一覧で整理
主力と控えの違いを判断するには、実際のプレミアリーグ出場数を見るのが分かりやすいでしょう。シュマイケル、モーガン、オルブライトンは全38試合に出場し、マフレズとカンテも37試合。ヴァーディ、岡崎も36試合に出場しており、主要選手の多くがシーズンを通して高い稼働率を維持しました。
| 選手 | 主なポジション | リーグ出場 | リーグ得点 |
|---|---|---|---|
| カスパー・シュマイケル | GK | 38 | 0 |
| ウェズ・モーガン | DF | 38 | 2 |
| マーク・オルブライトン | MF | 38 | 2 |
| リヤド・マフレズ | MF | 37 | 17 |
| エンゴロ・カンテ | MF | 37 | 1 |
| ジェイミー・ヴァーディ | FW | 36 | 24 |
| 岡崎慎司 | FW | 36 | 5 |
| ダニー・ドリンクウォーター | MF | 35 | 2 |
| ロベルト・フート | DF | 35 | 3 |
| クリスティアン・フクス | DF | 32 | 0 |
| ダニー・シンプソン | DF | 30 | 0 |
| レオナルド・ウジョア | FW | 29 | 6 |
| アンディ・キング | MF | 25 | 2 |
| ジェフリー・シュルップ | DF・MF | 24 | 1 |
| リッチー・デ・ラート | DF | 12 | 1 |
| デマライ・グレイ | MF | 12 | 0 |
| ネイサン・ダイアー | MF | 12 | 1 |
| ギョクハン・インレル | MF | 5 | 0 |
| ダニエル・アマーティ | DF・MF | 5 | 0 |
| マルチン・ヴァシレフスキ | DF | 4 | 0 |
| ヨアン・ベナルアン | DF | 4 | 0 |
| アンドレイ・クラマリッチ | FW | 2 | 0 |
| ジョー・ドドー | FW | 1 | 0 |
ヴァーディの24得点が最大の得点源
チーム最多得点はジェイミー・ヴァーディの24得点です。さらに2015年8月から11月にかけてプレミアリーグ11試合連続得点を記録し、当時のプレミアリーグ記録を更新しました。
レスターの攻撃は、ボールを長時間保持することだけを目的にせず、奪ったボールを素早く前方へ運び、ヴァーディのスピードを利用する場面が多く見られました。そのためヴァーディは単なるフィニッシャーではなく、優勝チームの攻撃方法そのものを成立させる重要な存在でした。
マフレズは17得点で攻撃を牽引
リヤド・マフレズはリーグ37試合で17得点を記録しました。右サイドを基本位置としながら中央へ入り、ドリブル、ラストパス、シュートで違いを生み出した選手です。
2015-16シーズンの活躍によってPFA年間最優秀選手賞を受賞しました。ヴァーディだけを警戒すれば止められる攻撃ではなく、マフレズというもう一つの大きな得点源が存在したことがレスターの強みでした。
モーガンとシュマイケルは38試合フル出場
主将ウェズ・モーガンとGKカスパー・シュマイケルはプレミアリーグ38試合すべてに先発し、全3420分に出場しました。チームの中央を担う2人が年間を通じて安定して起用できたことは、守備組織を作るうえで大きな要素でした。
モーガンはセンターバックでありながらリーグ2得点も記録しています。シュマイケルは最後尾からチームを支え、優勝後も長期間レスターでプレーしました。
岡崎慎司はレスターの優勝で何をした?日本人FWの役割
日本のサッカーファンにとって特に気になるのが岡崎慎司です。岡崎は2015年夏にドイツのマインツからレスターへ加入し、プレミアリーグ36試合に出場して5得点。数字だけを見るとヴァーディやマフレズほどではありませんが、前線からの守備と運動量によって4-4-2を成立させる役割を担いました。
岡崎慎司は36試合出場5得点
岡崎は36試合に出場し、そのうち28試合で先発しました。フル出場を続けるタイプではなく、試合途中でウジョアなどと交代するケースも多かったものの、シーズンを通して主力FWとして起用されています。
ヴァーディが最終ラインの背後へ走るのに対して、岡崎は中盤まで下がってボールに関わったり、相手選手にプレッシャーをかけたりする役割を担いました。そのため得点数だけで岡崎の貢献度を判断すると、チーム内での役割を捉えにくくなります。
ニューカッスル戦のオーバーヘッド弾も象徴的
優勝争いが佳境に入った2016年3月のニューカッスル戦では、岡崎がオーバーヘッドキックで決勝点を記録し、レスターが1-0で勝利しました。僅差の試合が続く優勝争いの中で得た重要な勝点3でした。
リーグ5得点という数字の中にも、シーズンの流れを支えた得点が含まれています。岡崎はプレミアリーグ優勝チームで継続的に先発した日本人選手として、日本サッカー史の観点からも記憶される存在となりました。
ヴァーディとの組み合わせに意味があった
岡崎とヴァーディは同じFWでも役割が異なりました。ヴァーディが相手DFの背後へ走り続ける一方、岡崎が中盤と前線の間を動くことで、相手センターバックや中盤の選手が対応を判断しにくくなる場面を作りました。
また岡崎が前線から守備を始めることで、その後ろにいるカンテやドリンクウォーターがボールを回収しやすくなります。「FWは得点数だけで評価する」という見方では分かりにくい部分ですが、レスターのチーム戦術を見るうえでは重要なポイントです。
ヴァーディ・マフレズ・カンテら主要選手は何がすごかったのか

レスターの優勝は一人のスターだけで実現したものではありません。得点するヴァーディとマフレズ、ボールを回収するカンテ、展開力を持つドリンクウォーター、守備をまとめるモーガンとフートなど、異なる役割が明確に組み合わされていました。主要選手の仕事を整理すると、優勝した理由が理解しやすくなります。
エンゴロ・カンテは中盤のボール回収役
エンゴロ・カンテは2015年夏にフランスのカーンから加入し、リーグ37試合に出場しました。広い範囲をカバーして相手からボールを奪い、素早く攻撃へ移行するレスターのスタイルを支えた選手です。
カンテが守備範囲の広さを発揮したことで、マフレズら攻撃的な選手を生かしやすくなりました。レスターでプレーしたのはこの優勝シーズンが最後で、2016年夏にはチェルシーへ移籍しています。
ドリンクウォーターはカンテと異なる役割を担当
ダニー・ドリンクウォーターはリーグ35試合に先発し、カンテと中央のコンビを形成しました。カンテがボール奪取を得意とした一方、ドリンクウォーターは前方へのパスを含めた展開面でも重要な役割を果たしました。
レスターのカウンターは「守ってからヴァーディへ蹴る」だけではありません。中央でボールを回収し、相手の守備陣形が整う前に適切な場所へ届ける役割が必要であり、ドリンクウォーターはその部分を支えています。
モーガンとフートが中央を固めた
センターバックの基本コンビは、主将ウェズ・モーガンとロベルト・フートです。フートはリーグ35試合に出場して3得点、モーガンは38試合で2得点を記録しました。
フートはチェルシーなどでプレーした経験を持つドイツ人DFで、モーガンとともに中央で強さを発揮しました。左右のシンプソンとフクスを含めた4バックがシーズン途中から安定し、前線の攻撃力を生かす土台となりました。
オルブライトンは全38試合に出場
マーク・オルブライトンはリーグ全38試合に出場しました。華やかな得点数ではマフレズほど目立ちませんが、左サイドを中心に幅を確保し、クロスや守備でチームを支えています。
左右のMFに同じタイプを並べなかったことも特徴です。右のマフレズがドリブルや得点で違いを作る一方、反対側のオルブライトンは運動量やクロスを提供しました。チーム全体のバランスを見ると重要度の高い選手です。
控えを含めた優勝メンバーと優勝メダルの考え方
「レスター優勝メンバーは何人なのか」を調べる際には注意が必要です。シーズン中にプレミアリーグへ出場した選手、クラブに登録されていた選手、優勝メダルを受け取った選手では範囲が同じとは限りません。そのため、単純に一つの人数だけを「優勝メンバー」と断定するより、基準を分けて考える方が正確です。
リーグ戦に出場した選手は主力11人より多い
2015-16シーズンには、途中加入選手や出場機会の少ない選手を含め、多くの選手がプレミアリーグのピッチに立ちました。例えばデマライ・グレイ、ダニエル・アマーティは冬に加入し、シーズン後半から出場しています。
一方でアンドレイ・クラマリッチのようにシーズン途中でチームを離れた選手もいます。したがって「優勝時点でチームにいた選手」と「優勝シーズンに出場した選手」では顔ぶれに差が生じます。
5試合出場が優勝メダルの重要な基準
2015-16シーズンのプレミアリーグでは、リーグ戦5試合以上に出場した選手には優勝メダルが与えられる仕組みでした。レスターには40個の記念メダルが用意され、5試合以上出場した選手にはメダルを渡し、残りについてはクラブ側が配分できました。
そのため、リーグ4試合出場のヴァシレフスキやベナルアン、2試合のクラマリッチ、1試合のドドーについては、「リーグ戦に出場した優勝シーズンの選手」であることと、5試合出場によって自動的にメダル対象となることを分けて考える必要があります。
途中加入組も優勝に加わった
冬の移籍期間にはデマライ・グレイとダニエル・アマーティが加入しています。グレイはプレミアリーグ12試合、アマーティは5試合に出場しました。
レスターの優勝メンバー一覧を見たとき、「この選手は主力だったのか」と疑問に感じる名前があるのは、加入時期や役割が異なるためです。出場数を見ることで、年間を通じた主力、ローテーション要員、シーズン途中から参加した選手を区別できます。
なぜこのメンバーでプレミアリーグ優勝ができたのか
選手の知名度だけを現在の評価で見直すと、ヴァーディ、マフレズ、カンテなど後に大きな実績を残した選手が並びます。しかし2015年夏の時点では、優勝経験豊富なスター選手を大量に集めたチームではありませんでした。レスターの強みは、それぞれの長所を生かす役割分担が明確だったことです。
ヴァーディのスピードを最大限に生かした
レスターは相手を押し込み続けることだけを目指すのではなく、守備から攻撃への切り替えを大きな武器としました。その中心にいたのがヴァーディです。
相手チームが攻撃するため最終ラインを上げれば、その背後にはスペースができます。そこへヴァーディが走り込み、マフレズやドリンクウォーターらがボールを供給する形は、レスターの選手構成と相性のよい攻撃方法でした。
カンテを中心に素早くボールを奪い返した
カウンターを成立させるためには、まずボールを奪う必要があります。そこで大きな役割を果たしたのがカンテでした。
カンテが広範囲をカバーすることで、中盤の2人だけでは守備人数が不足しそうな場面でも対応しやすくなりました。その周囲でオルブライトンや岡崎も守備に参加し、奪った後にはマフレズやヴァーディが攻撃へ移るという分担ができていました。
主力メンバーを継続して起用できた
出場数を見るとチームの安定性も分かります。シュマイケル、モーガン、オルブライトンが38試合、マフレズとカンテが37試合、ヴァーディと岡崎が36試合に出場しました。
センターラインや攻撃の中心となる選手が長期間離脱せず、多くの試合で同じ組み合わせを使えたことは、連係を高めるうえで有利でした。もちろん控え選手の働きも必要でしたが、年間を通じた主軸が明確だったチームです。
38試合でわずか3敗だった
レスターはリーグ38試合を23勝12分3敗で終え、勝点81を獲得しました。2位アーセナルは勝点71だったため、最終的には10ポイント差をつけています。
「奇跡の優勝」という表現から、終盤に偶然首位へ浮上した印象を持つかもしれませんが、実際には長期間上位を維持しました。2016年1月23日のストーク戦後から首位を守り、5月2日にトッテナムがチェルシーと引き分けたことで、残り2試合の時点で優勝が決定しています。
2015-16レスターを覚えるなら押さえたいポイント

全選手の名前を覚える必要がない場合は、「攻撃のヴァーディとマフレズ」「中盤のカンテとドリンクウォーター」「守備のモーガン、フート、シュマイケル」「前線を支えた岡崎」という形で整理すると分かりやすくなります。そこへオルブライトン、シンプソン、フクスを加えると主力11人がほぼ完成します。
まず覚えたい中心選手は6人
レスターの優勝を短時間で理解する場合、まず次の6人から押さえるとチームの特徴が見えてきます。
- ジェイミー・ヴァーディ:24得点を記録したエースFW
- リヤド・マフレズ:17得点を記録した右サイドの攻撃の中心
- エンゴロ・カンテ:中盤の広範囲をカバーしたボール奪取役
- ウェズ・モーガン:全38試合に出場した主将
- カスパー・シュマイケル:全38試合フル出場のGK
- 岡崎慎司:ヴァーディを支えながら前線から守備を担ったFW
そのうえでドリンクウォーター、フート、フクス、シンプソン、オルブライトンを加えれば、ラニエリ監督が多く起用した基本布陣を把握できます。
優勝したのは2015-16シーズン
レスターがプレミアリーグを制したのは2015-16シーズンです。優勝決定日は現地時間2016年5月2日で、レスター自身が試合をしていない日に決まりました。
前日にレスターがマンチェスター・ユナイテッドと1-1で引き分け、翌日に2位トッテナムがチェルシーと2-2で引き分けたため、残り試合で逆転できなくなったからです。その後、レスターはホームのエバートン戦後にプレミアリーグのトロフィーを掲げました。
レスターにとって初のトップリーグ優勝
このタイトルはレスター・シティにとってクラブ史上初のイングランドトップリーグ優勝でした。プレミアリーグ創設後だけではなく、旧ファーストディビジョン時代を含めても初めての頂点です。
そのため2015-16シーズンは、単に強豪クラブを抑えて優勝したシーズンというだけでなく、レスターというクラブの歴史そのものを変えたシーズンと位置付けられています。
まとめ
レスター優勝メンバーの中心は、シュマイケル、シンプソン、モーガン、フート、フクス、マフレズ、ドリンクウォーター、カンテ、オルブライトン、岡崎慎司、ヴァーディです。ラニエリ監督のもと、2015-16シーズンを23勝12分3敗、勝点81で終え、クラブ史上初のトップリーグ優勝を達成しました。ヴァーディ24得点、マフレズ17得点だけでなく、岡崎の守備、カンテのボール奪取、モーガンやシュマイケルを中心とした守備まで役割が明確だったことが、このチームを理解する重要なポイントです。優勝メンバーを調べる際は、主力11人とリーグ戦出場選手、優勝メダルの対象者を分けて考えると正確に整理できます。

